耐火被覆工事とは、耐火性・断熱性の高い材料を骨組の表面に覆い被せる工事です。
これで建物に火災が発生した際に、鎮火するまでの間、建物を熱から守り倒壊を防ぎます。
建築物には用途やその箇所、部位などにより最適な工法があります。
同じ工法にしても各メーカーで生産されている材料の種類により、その性能や効果には違いがあります。それらを取り扱うには、職人の技量がおのずと必要になってきます。
当社では施工する建物の状況や条件、お客さまのニーズに最も適した工法・耐火材を選び、施工を行います。
ロックウールとセメントを混合した材料を湿潤させながら、下地に吹付ける工法です。 ロックウール耐火・耐熱性・吸音性に優れていて、建物の耐火能力を高めます。 複雑な形状にも対応できて、継ぎ目がなく間断のない被覆層の形成が可能です。
耐火被覆材に固定ピンを溶接して取り付ける工法です。吹き付け工法とは異なり材料が飛散しないので、クリーンな環境を維持できます。
けい酸カルシウムや石膏の耐火被覆板を使用した施工方法です。表面の硬度が高いため、そのまま仕上げ下地用としても使用可能な内装材を兼ねた被覆材です。施工する際には、下地と仕上げの作業を同時にできるのが特長です。